どうも、りょうです。
もうすぐ管理薬剤師、店長になるという人はいませんか?
または管理薬剤師になったけどこの先不安という人はいませんか?
昇進すれば給料もあがりうれしいですが、その分覚えないといけないことは増えます。業務上の大事なことは引き継ぎや周りの人が教えてくれますが教えてくれないこともあります。
それはリーダーシップのとり方です。
今回はそんなリーダーシップのとり方について解説していきます。
自己紹介ですが、私は調剤薬局グループで数店の管理薬剤師経験があります。また大型店舗の管理薬剤師経験もあります。その経験も含めてお話ししていきます。
少しでもお役に立てると光栄です。
リーダーシップのとり方
まずは結論ですがリーダーシップのとり方には大きく6種類あります。この6種類は「EQ:心の知能指数」の提唱者ダニエル・ゴールマン氏が提唱したものになります。
売り上げアップや地域貢献など会社や上司から与えられている目標に対して、方向性を示しスタッフを導くリーダーシップです。一般的にイメージがあるリーダー像ですね。進むべき目標を与え、あとはスタッフそれぞれの方法に委ねるのでスタッフの自立心の向上が見込めます。
スタッフ一人ひとりに対して目標を与えてリーダーがサポートしていくリーダーシップです。そのスタッフのモチベーションが高い場合には効果があります。スタッフそれぞれの個性を把握することが大切です。
スタッフとの信頼関係を築きみんなで目標達成を目指すリーダーシップです。人間関係は良好で作業も進めやすくなりますがその反面、友達感覚になり何かあったときに責任の所在が曖昧になります。また、信頼関係を築くために多くの時間を要します。
ディベート形式で意見を募ることで方向性を示すリーダーシップです。スタッフそれぞれの意見をまとめ、新しいアイデアも期待できます。しかし、急いでいる場合には結論が出にくく決断が難しくなります。
目標達成の難易度が高い場合にリーダーが手本を見せ、どう行動するべきかイメージしやすくするリーダーシップです。これにはリーダー個人の能力が高い必要があります。また、スタッフも優秀であればよいですがそうでなければ発揮できません。
圧力など強い強制力で目標達成を目指すリーダーシップです。急いで行わなければいけない目標では強いリーダーシップが必要になります。ただし、長期間行うと個人としての品格を問われマイナス面に働きます。
管理薬剤師として大事なこと
上のタイプには上から引っ張るタイプ、一緒に頑張っていくタイプ、下から支えるタイプが存在することがわかります。
まずは、店舗の方針としてどのタイプかを考えることが重要です。後輩やパートが多い店舗では自分自身が引っ張っていった方がいいこともありますし、ベテランが多く在籍しているなら一緒に頑張っていくタイプなどその時の状況を考えます。
大まかに決めた後は先ほどの6種類を組み合わせて対応していくことが大事です。
最初はうまくいかないことやすべてが型にはまることはないですが少しずつ取り入れていけばリーダーシップのやり方がわかってきます。その時には個々の性格や今抱えている問題点を意識することでどのような道筋を描くべきかも見えてくると思いますよ。
ここで私の一例。私がいた店舗ではベテランのパートが多く、2名の後輩がいる店舗でした。上司から新しいプロジェクトを言い渡されましたがこのままを店舗で伝えるとパートの反感をかってしまいます。
そこで、全体にはそのプロジェクトを咀嚼し最小単位で伝えることにしました。これとは別に後輩には一つ中規模の仕事をふり、残りの大部分を私が対応することにしました。そして、プロジェクトが完成した時には全体としては一緒に頑張っていくスタンスをとり、後輩にはプロジェクトに参加してもらい、私自身はペースセッター型として強いリーダーシップをとることができました。
パートに忖度しているような気もしなくもないですがプロジェクト自体は滞りなく進めることができました。
新卒の時には上司の頑張りがわからないものですが人の上に立つようになって初めてそのつらさがわかったりしますね。
リーダーシップにおすすめな本
いろいろ上げてきましたがリーダーシップはもっと奥が深いものです。
それを学ぶ上で大事なことは先人の知識を詰め込んだ本だと思っています。
おすすめな本を紹介しておきます。今後エリアマネージャー、取締役とキャリアを重ねていっても必要になる知識です。
現パナソニックの創業者、松下 幸之助氏の著書。彼は常にどんな人の意見も聞くことが大事だと説いています。ワンマンのような自分の裁量、知識に頼りすぎる人間は必ず失敗するとも。現に有名な会社を設立した方の話を読むのはためになると思います。
先ほどのリーダーシップのタイプを提唱したダニエル ゴールマン氏の著書。彼は頭の良さだけがリーダーシップに大事なことではなく人の気持ちを理解できることが重要と記しています。先ほどのタイプを詳しく知りたい人にはおすすめです。
この本ではインスパイア型リーダーというものを提唱しています。人は「what?」よりも「why?」に心動かされる傾向にありその「why?」を何度も繰り返し検証することがインスパイア型リーダーの特徴と記しています。あの有名なapple等を例にあげて解説してるのが特徴です。
まとめ
今回は管理薬剤師になったときに必要になるリーダーシップについて書いてみました。
私自身も最初、人の上に立つことになったときは不安でスタッフに愛想を振りまいているだけでした。陰キャなので...
しかしそれでは、人によってはできない人ととられたり目標に前向きにやってくれない人も存在します。今回紹介したタイプを様々かけ合わせることでみんなから信頼され仕事もできる上司としてみられるようになります。仕事がバリバリできるだけでなく人からの信頼、上に立つものとしての責任を身につけて仕事を円滑にできるそんな管理薬剤師になれると最高ですね。
以下に管理薬剤師としてリーダーシップ以外に必要な知識まとめています。
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初めて管理薬剤師になったら必要な知識
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