
学会に行ったらなにを学べるのかな?
どうも、りょうです。
今回はこんな質問に答えていきます。
まず私は薬剤師として薬局で勤務しており、私自身一年に数回学会参加しています。その経験を踏まえて書いていきます。
一番のオススメは「日本薬剤師会学術大会」。
それ以外にも在宅に特化した学会などもあるのでそこはひとによりけり。
学会参加によるモチベーション向上や様々な知見に触れることができる。
もくじ
主な薬剤師関連の学会一覧
主要な薬剤師関連の学会をまとめてみました。
- 日本薬剤師学術大会
- 日本医療薬学会年会
- 日本臨床薬理学会学術総会
- 日本薬局学会学術総会
- 日本在宅薬学会学術大会
- 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
- 近畿薬剤師学術大会(関西の方)
上以外にも様々な学会があります。結構医師よりなものもありますが参加はできるので興味あるかたはぜひ。
上のサイトは日経メディカルです。ここで、年間の薬剤師に関連ある学会を確認することができます。サイトリンクも貼られているのでおすすめです。
おすすめの学会はどれ?
色々な学会があるのはわかっていただけたと思いますが、初めて参加する方や学会興味あるよって方におすすめの学会を紹介します。
日本薬剤師学術大会
とりあえず参加してみたい人や、色んなことを知りたいという人には絶対おすすめです。その理由を説明します。
規模が大きい
他の学会に比べて規模が違います。やはり日本薬剤師会が運営していることもあり大きな施設を確保されています。
それにより多くの人が全国から参加するため、様々な知見が集まります。
小さな学会だと、案外知ってることとか、なんとなく参加したんだろうなっていうポスター発表があったりします。日本薬剤師会もそういうポスター発表はありますが、数が違うので知らないことに触れる機会も多くなります。
また、特別講演など各界の著名人が登壇されることもあります。ノーベル賞受賞者なども登壇されるため、早く席をとらないとすぐに満席になるのでそこは注意ですね。
特別講演以外にも一般講演では最先端の治療をされている医師の講演といったように、薬局等では知ることのできない知識を身につけることができます。
ココがポイント
学会参加申請をすると学会前に冊子が届きます。そこにはプログラムが書かれています。すべてを回ることはできないので気になるものを先にマークしておきましょう。
開催地の意気込みがすごい
各地で開催されているのですがそれぞれの都道府県の薬剤師会が主になって運営しています。それは観光の面でも働きまして、産地のおいしいものを紹介するコーナーがあったりします。
例えば下関に行ったときはフグ料理のキッチンカーだったり、石川県ではランチョンセミナーですがのどぐろのお弁当だったりしました。正直これは学会の醍醐味でもあります。
正直観光メインで学会サブって人もいます。他の学会も各地でやってますがこの力の入れようは日本薬剤師会学術大会ならではと思います。
学べて観光もできて楽しいですよ。
悪いところはない?
上で書いたことの逆が悪いところですかね。大規模なので参加者の人数が多いので場所によっては混みます。
あと、認定薬剤師シールをもらうのに2019年度から参加証のQRコードの読み込み後、シール配布になったので多少受け取りに時間がかかります。なので時間帯によっては長蛇の列になります。
あとは大規模なため開催地によって一施設に集約できないため近隣の施設に分散されるので移動がめんどいこともあります。(私が参加した中で一施設で完結したのは東京開催の時だけでした。)
日本在宅薬学会学術大会
それぞれに特化した分野の学会に参加することもおすすめです。例えば在宅。在宅といえば日本在宅薬学会学術大会がおすすめです。
在宅の知識が身につく
今の職場では在宅のことを学べない人や、在宅をやっているけどもっと詳しく学びたいって人にはお勧めです。
規模はそれほど大きくないのですがたまにこういう症例もあるのか、今悩んでる症例のヒントになることが書かれていたりと学べることがあります。
例えば、これは私の体験ですが新人の頃、在宅で物忘れが多いという患者さんがいました。その方はずっとハルシオンを飲まれており、それによる健忘がでていました。
ただ、他にも薬を飲まれておりどうしようか迷っていた時にこの学会で同じような症例に出会いました。
そのことを参考にして医師にその学会の症例を参考にして相談し別の薬に変わり少しは健忘が収まったというケースがあります。
医師にアプローチするときにも実際の症例を交えて話ができたので本当に参考になり勉強にもなりました。
日本薬剤師研修センターの認定との互換には注意
日本薬剤師研修センターの研修シールを集めておられる方も多いと思います。
style="margin-top: 60px;"日本在宅薬学会との互換性はあるのですが、申請をしないといけないのと申請料に1シールにつき1000円必要です。正直高いですね...
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日本在宅薬学会と日本薬剤師研修センターの単位互換性について
日本在宅薬学会の研修受けたけど日本薬剤師研修センターの 単位との互換性あるの? どうも、りょうです。 今回はこんな質問に答えていきます。 まず私は薬剤師として薬局で勤務しており 私自身もこの疑問があっ ...
申請方法等の記事貼っておきます。参考にどうぞ
近畿薬剤師学術大会(関西の方)
そんなに遠出してまではいらないという方は地域薬剤師会の学会がおすすめです。
今回は私が関西在住のため近畿薬剤師学術大会と書きましたが地域により存在しますので一度参加してみるのもよいと思います。
親近感を得られる
規模はあまり大きくないですが、普段自分自身が勤務している関西での学会ということもあり参考にしやすい部分もあります。
例えば、「北海道の...」と言われてもどういう町のどういう特色でどういう医療体制でとか考えたら結局今の職場にはあまり参考にならない話だったりします。
しかし案外近くの薬局が発表しておりそれがヒントを与えてくれるかもしれません。
また、地域医療としての交流にもなりますしほかの会社の様子も垣間見ることができます。
学会参加に積極的参加している会社は各店舗から発表したりしてますから。転職の際にも参考になりますね。
他には認定薬剤師のとれる学会など
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会、日本在宅薬学会学術大会等は認定薬剤師の資格取得が可能です。
そのために参加する人もいらっしゃるのでスキルアップに参加することは有意義だと思います。
薬剤師におすすめ学会まとめ
学会参加が初めてという人で悩んでる人には日本薬剤師会学術大会がおすすめです。
他にも様々な学会があり今自分に必要なスキルにより参加する学会を選ぶのもよいと思います。
また、最初は学会参加だけで雰囲気をつかんでもらい、今度は発表者として参加するのもまた見方が変わります。
参加者の人が質問されたりすることでそこから生まれる答えや新たな疑問など普段の業務では得られない知見に触れることができます。
この記事で少しでも学会参加に興味を持っていただけると嬉しいです。