
危険物取扱責任者の資格とれるらしいけどどうなの?
どうも、りょうです。
今回はこんな質問に答えていきます。
まず私は薬剤師の資格を持っており、危険物取扱者の資格も持っていますのでその経験から書いていきます。
薬剤師が比較的簡単に取れる資格として危険物取扱者の資格がある。
この危険物取扱者の資格も国家資格である。
短期間、独学で取得可能。
もくじ
危険物取扱者とは
薬剤師なら簡単に取得できる資格は危険物取扱者です。まずは危険物取扱者について解説していきます。
危険物取扱者は消防法による「危険物」を取り扱う場合に必要な資格です。危険物といっても様々なものがあります。身近なものだとガソリンですね。
上の写真の「危」と書かれているタンクローリーを見たことはないですか?これは危険物を輸送するときにはつけなければならないマークです。危険物取扱者が同乗しないといけないという決まりがあります。
薬剤師としては薬にも関係があります。
エアーサロンパスですね。赤枠のところに「第三石油類」と書かれています。実はこれも危険物の種類です。添加物に可燃性のものが含まれているので表示しないといけません。
薬局で働いていてこの表記を見たときにこんなところにも危険物あるんだってちょっと感動しました。
危険物取扱者の資格は薬剤師の仕事にプラス?
ぶっちゃけて言うとあんまり使えません。よく別のサイトでは「化学的なことがわかる」とか書かれてますがそんなの考えて仕事しないですよね。
しいて言えば、上で出したように薬に危険物が出てきて一人ちょっとうれしいとかですね。
ただ、今後働いている中で薬剤師のダブルライセンスのことで仕事が来るかもしれませんし、持ってないよりは持ってる方が何かと有利だと私は考えています。
あとは薬剤師の仕事ができなくなった時などにガソリンスタンドや化学工場での仕事に転職もできます。
本当にすぐに取れるので取っておいて損はないと思います。
勉強法
勉強法ですが独学で十分です。期間は私の場合、平日、休日ずっと勉強して2週間で取れました。1か月もあれば余裕でとれますね。
そして、覚えておかないといけなのが危険物取扱者の資格には3種類あるということです。
区分 | 特徴 | 受験資格 |
---|---|---|
甲種 | 危険物のすべてを扱える | 大学で化学に関する学科・科目を修めるか、乙種免状取得などの条件があり |
乙種 | 1類~6類に分かれ、それぞれで扱える危険物が異なる。 | 誰でも受験可能 |
丙種 | 特定の危険物のみ扱える。 | 誰でも受験可能 |
薬剤師が狙うべきは甲種です。すべての危険物を扱えるのと最初から受験資格があるからです。
甲種の合格率は40%と言われています。低く感じますか?
低い原因は例えば化学工場、ガソリンスタンドの社員が会社命令でとりあえず受けているだけということがあります。私が受けた時もやる気なさそうな人結構いたのでしっかり勉強すれば受かりますよ。
おすすめ本紹介
一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集
私はこの本を買って勉強しました。この本の特徴は必要なことが章ごとにまとめられているのでわかりやすいです。また、各章ごとに頻出のものも書かれているので試験対策として最適です。化学の部分は薬学部で習うこととかぶっているのでそこは飛ばしてもいいと思います。
好奇心のある方なら新しいことを知れるので楽しいと思います。強いて言うなら様々な危険物の特徴を覚えないといけないのが唯一やっかいなところです。そこは試験前日に詰め込むでも合格できると思います。
わかりやすい!甲種危険物取扱者試験
こちらもおすすめで問題が豊富です。危険物取扱者の試験はぶっちゃけ過去問から出るといっても過言ではないので対策しておけば本番でこの問題知ってるってなります。わかりやすいって書かれている通りわかりやすいです。
どちらの本もそうですが期間は一か月前から行ってください。遅くても2か月前からです。短期集中で詰め込むのがおすすめです。
まとめ
薬剤師になれたらその時点から危険物取扱者の受験資格があります。今後使う予定ないって人も1ヵ月勉強すれば取得可能ですしダブルライセンスになれるのでお勧めです。参考にしてみてください。